発達検査ってなんだろう? ~保護者が知っていた方がいい発達検査の意味~
ご自分の子どもが支援が必要と言われたり、仕事として関わるお子さんの発達が気になるときに出会うものとして、発達検査があります。文字通り、子どもの発達を検査するものですが、発達の何について、どうやって検査するのか、ご存知でしょうか?
保護者にとっては自分の子どもに何らかのレッテルが貼られるような気持ちになるかも知れません。検査そのものも静かな場所で行われますのでお子さんだけではなく、保護者も緊張してしまうことも多いものです。また、支援者にとっては、検査結果の数字は何となくわかるけれど、その数字が指し示す意味を保護者にわかりやすく説明するのはなかなか難しいのではないでしょうか。
発達検査の説明はいろんなところで見聞きすることができますが、解説を読んでも用語が難しかったり、理屈がよくわからなかったりすることもあります。せっかく時間をかけて検査を受けたのに、検査結果を十分に活かしきれていないというお話も耳にします。
今回のCoco-onセミナーでは、発達検査の意味について解説し、また発達検査の結果として出てくる発達指数や発達年齢などについて解説します。そのうえで、その結果をお子さんの発達の支援にどのように活かしたらいいのかについて、できるだけ分かりやすく説明したいと考えています。
正しい知識を持っていれば、発達検査を受けたときにその結果に一喜一憂することはなくなり、検査結果をちゃんと利用することでお子さんの支援をより効果的に行なうことができます。さらに、お子さんの支援をしてくれている専門職とも発達について対等に話すことができます。
保護者の方には、発達検査の知識を得ることで、不安な気持ちをそっと下ろす機会になります。支援者の方には、保護者の視点に立った説明や相談に乗る手がかりが得られます。ぜひともご参加ください。